株式会社アプリコットデザイン

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代表取締役社長 WEBディレクター  中村弘樹さん

長野市に本社を置く株式会社アプリコットデザインはホームページ制作・グラフィックデザイン等、各種デザイン制作会社です。「親しみやすくて壁のない身近なデザイン会社」をコンセプトに、県内の他、南は沖縄、北は北海道、日本全国、さらには世界各国まで制作対応しています。「信州ファームデザイン」というプロジェクトを立ち上げ、今後、信州の農業のブランディングにも取り組んでいきたいという中村社長にお話を伺いました。


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アプリコットデザインの想い
僕らはデザイン会社で、ホームページ、グラフィックデザイン等デザインに関わる事は色々やっています。でも今は技術が進化してきて将来的には無くなってしまうのではないかっていう職業でもあると思うんですよね。例えばホームページにしても名刺にしても簡単にWEB上で作れる便利なものが出てきています。その中で、デザイン会社と名乗って5年先10年先も生き残っていかれるか、機械ではなく僕らでしかできない事は何か、って考えた時に、やっぱり「人」なんですよね。作る人と作ってほしい人というコミュニケーションの中で生まれるものってあると思うんです。僕らは出来るだけそのコミュニケーションという付加価値を付け価値を見出してもらう、それがないと生き残っていけないと思うんですよ。デザインの力がひとつの商品を売るのにも影響されるというのをまじまじと感じています。僕らの会社のコンセプトは「身近なデザイン会社」なんです。デザイン会社って敷居が高くてなかんか頼みづらいとか価格が高いとか、どこか上から目線だったり・・。僕らはそういうのを極力緩和し対等な立場で一緒に仕事をしていく中で、いいものを安価で出すという事を基本にしています。もっと身近に僕らを使ってデザインを商品に取り入れてほしいなと思っています。僕の考え方でもあるのですが、困っている人の役に立ちたいっていうのが根底にあって、そこにビジネスチャンスがあると思っています。僕は絶対営業に向いていなくて、自分も売り込まれると嫌なんですよね、そこをシンプルに考えて、困っている人をいかに助けてあげるかっていうのが僕らの仕事で誰かの役に立っていれば需要があって、あとは需要を生み出していくのが重要だと思っています。
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「信州ファームデザイン」の立ち上げ
例えばジャムを売るにしても「人」じゃなきゃダメな所を僕らが提供して付加価値を付けて、今までよりも売れる商品になってほしい。それが長野県にいるのであれば、やっぱり農業だろうと考えました。農産物もパッケージが違うだけで売れる。そこに僕らがもっと参加して、盛り上げていければいいなという想いが「信州ファームデザイン」の立ち上げのきっかけなんです。本当に思い付きで、さてやるぞって立ち上げてしまったのですが、まあ本業が忙しくて後回しになってしまっていまして・・(笑)。
ただ、本業の中でも農家さんと繋がりが出来ているので、何か一緒に出来ないかと常に考えています。実は来年から「信州ファームデザイン」の中で通販サイトをスタートしようと思っています。農産物や加工したものを販売する通販サイトです。ただ商品を並べるだけではなくて、作っている人の想いや人柄やこだわりを伝えるサイトにしたいですね。例えば同じりんごが2つ並んでいた時にどっちを選ぶかといったら、やっぱり作っている人の顔が浮かんでくる方ですよね、価格が明らかに違うものは別として、僕は物を買う時って価格ではないと思っていて、そこを表現したい。何人かもう農家さんにはお声掛けさせて頂いていますが、たくさんの方に知ってもらうきっかけの入り口として、そのひとつになればいいですね。
僕らもそれ一本で商売する気はなくて、あくまでもお客さんが売れて利益が出てくれればその分僕らにも還元がある、名刺ひとつでも依頼があれば。そのラインを上げていく作業ですね、それが結果的に僕らの生き残る道にも繋がっていくかなと思っています。

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困ってる農家さんを助けたい
なぜ農業のサイトにこだわるかというと・・・単純に身近だからですね。母親の実家もりんご農家で、本当にすぐそばに農業があって、それを日常的に飽きるぐらい食している。僕らの価値と都会にいる方の価値はそこが違うと思っています。県内でも大量生産で価格が落ちて農業を続けていくことが困難という話もありますし、愛情込めて作ったものを適正な価格で届けたいと思いますよね、そこに役に立てないかなと。「信州ファームデザイン」も農業に凄く可能性を感じたというよりは困っている方を助けたいっていう想いから来ていますね。農家さんもデザインについては知識が少ない人が圧倒的に多い、チラシを作るにしても細かく教えながら一緒に作っていくのですが、結構難しいですね。今風なやり方の方もいれば、アナログな方もいて、意識を変えてあげたいなっていう場合もあります。
農家さんは皆さんいい方ばかりで、行く度に毎回りんごを大量にもらったりしますが、これって幸せなことだなって思っています。
僕はお金の話をするのが嫌いで・・、もちろん会社を存続させるには利益は必要ですが、急がば回れというか、地道にこつこつ人付き合いをしていく中で、何か生まれてくるんじゃないかと考えています。僕にとって、仕事をしている中で一番の報酬って、りんごもらったり、喜んでもらえて他の方を紹介してもらったりとかそういうことですね。誰か一人が潤うのは違うと思うんです。

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クリエイターの拠点づくりにも力を入れたい
僕は松本出身で、来年位に松本にもオフィスの立ち上げを考えています。今は半分以上県外のお客さんですが、やっぱり地元にいるので県内でやっていきたいですね。でも松本に出すのはアプリコットデザインとしではなく、別の屋号で松本は松本のブランドづくりをしていこうかなと考えています。クリエーターの「仕事が集まる場所」を作りたいんですよね。この会社は3年目なんですが、今はある程度の仕事が入ってくるようになりました。ここまで来たプロセスを県内の他の地域にも広げていきたいんです。今はコストの面をみても、都会の人も地方に仕事を投げたがっているので、その拠点づくりとしてオフィスを構えたいと思っています。僕らは信州ファームデザインを立ち上げましたが、松本や上田やいろんな地域で、クリエーターがその地域の課題と結びついて、それが仕事になればと考えています。新しい働き方も見出したいと思っていて、いろんな働き方があっていいと思うんですよね。僕も会社勤めしたくないと思って創業しましたし(笑)。でも稼げないといけない。そのクリエーターの為の仕組みづくりが出来ればと思っています。

株式会社アプリコットデザインで働く若手社員

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安齋有香さん 入社3年目 須坂市出身
昔からデザインすることが好きで、学生時代に友達と趣味でWEBを作ったりはしていたのですが、この会社に入る前にハローワークでWEBデザイン講座に通っていて、難しく大変でしたが、やっぱりこの仕事をやってきたいと思いました。講座を卒業する前にこの会社の求人が出ているのを見て、ここしかないと思って当たって砕けろという感じで応募しました。今は様々なサイトを担当し、お客さんとやりとりも直接しています。お客さんが喜んでいる声を聞くと嬉しいですね。長野県の企業のサイトも携わることも多いので何か地元に貢献できているかなと思って、充実していて、楽しい仕事だなと思って続けています。
今は案件の部分、部分で担当していますが、今後は最初から最後まで担当してみたいと思っています、さらに自ら提案やアフターサービスもできたらと思っています。

中村さんから見た安齋さんは?
この業界は一般的には職人の世界に近いので、雑用3年でやっと触らせてもらえるような世界なんですが、安齋さんの場合は経験あるのみっていうことでかなり鍛えました(笑)。
今は社員ですが、いざ会社が解散となっても一人で生きていける力がもう既についていると思います。そういう人をどんどん増やしていきたいですよね。

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