株式会社アロン 求人情報

株式会社アロン 代表取締役 中塚亮平

上田高校出身、芝浦工業大学工学部機械工学第二学科、同校大学院機械工学専攻卒業。前職では車のワイパーの設計を手がけていた。2004年アロンに入社。技術部長を経て、2012年4月に代表取締役就任。

部品って見えにくいけど大切なもの

株式会社アロンでは、プラスチックを原料に、主にモータの絶縁部品を作っています。様々な機械のモータに使われていますが、一般の方の目に触れることはまずありません。「縁の下の力持ち」どころの話ではないくらい、内部の内部にあります。

そもそも、一言でプラスチック成形品といっても多種多様なものがあります。大きいものでは、車のバンパーやユニットバスのバスタブもプラスチック成形品です。また、携帯電話などに使われるとても小さな部品だって、プラスチック成形品。それらを作っているメーカーをひっくるめて「成形屋」と言います。うちはその中でも割と「小さいもの」を作っている会社です。

うちで作っている部品はどんな風に使われているのか見えにくいので、社員にとっても、誰の役に立っている部品なのか、自分の仕事がどんな人を喜ばせているのかというのが直接見えにくいし、家族や友人に何を作っているか説明するのに「モータの部品」としか言えないところが切ないですね。

今、日本では省エネが当たり前となっています。照明は白熱球や蛍光灯からLEDに変えることで省エネになることは皆さんご存知だと思います。では、電気で動くものはどうでしょうか?電気を動力にするのはそのほとんどがモータです。だから、今モータはどんどん高効率、つまり省エネになっていってます。同時に小型化が進んでいます。小さくすることでモータを使った製品が小さくなり軽くなる。それにより、材料費や輸送コストが少なくて済む。モータを小さくするメリットはとても多いのです。自動車も燃費を良くするためにモータの力を借りるのが当たり前になっているのも皆さんご存知の通りです。

自動車の燃費向上で欠かせないのが余分な力でモータを回転させて電気をつくることです。解り易くいうと「発電」です。モータを外からの力で回転させてやると電気を作ることができるのです。この目的だけで使われるモータを組み込んだ装置を発電機と呼びます。水力発電や風力発電等増えてきてますよね。これからもモータはまだまだ需要が増えるし、もっといろんな使われ方をされてくるでしょう。そんな分野のお手伝いをしている会社です。

アロンで働く人々
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部品メーカーの悔しさ

うちのような部品メーカーのつらいところは、材料メーカーさん、大手メーカーさんと共同で進めている最先端の仕事など、守秘義務があって成果を世に知らしめることが出来ないということ。

例えば自動車メーカーさんだったら「こんな新しい車が完成しました。こんなに燃費のよい車は世界初です」と堂々と発表できるけど、その開発にかかわって大きな貢献をしている企業の中には「その車、俺たちが協力したからできたんだ!」って言いたい中小企業がたくさんあるわけです。日本の技術力の高い製造業の中小企業はみんな、こういう面でも悔しい思いをしていると思います。

プラスチック部品成形の苦労話

最近のオーダーは、とにかく薄くしてくれ、小さくしてくれ、というものも多いです。お客さんのオーダーがプラスチック材料の能力を越えちゃってて、うちはそれでも製品にしちゃえるんですけど、これでいいのかなって疑問に思うこともあります。

また、最近非常に小さい製品が立ち上がったんですが、難しい製品だったので、形になるかということばかり気にしていたのですが、いざ形になって先行サンプル用に生産をはじめてみたら静電気で金型に張り付いてしまうんです。製品が金型表面をお散歩しているようにふらふらと漂うんですよ。とりあえずエアーブローで飛ばすことにしたんですが、思わぬところや遠くに飛んで行ってしまって、注文通りの数を成形したはずなんですが、全然足りてないってことがありました(苦笑)。もう、対策したから今はちゃんと回収できてますけどね。

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若手人材の伸ばし方

今度、新卒採用をした場合に、どんなことをしてもらうかというのは正直まだ決めてないです。というのも、私自身、営業なんて絶対やりたくないと思っていたけど、今は営業バリバリやってます。何がその人に向いているかって、自分でもわからないものです。だから、まずは「面白い、一緒に働きたい」と思える人材を採用して、その人の伸ばせる部分を探して行きたいと思っています。最終的には会社にとってプラスになれば、どんな風に成長してくれてもいいかなと。そういう人材をイチから育ててみたいという気持ちがあります。

先代社長である父は、常々こう言っていました。

「中小企業は、二流・三流の人材で、一流の仕事をしなければ生き残れない」

以前は私もそうだなと思っていました。中小企業、特に弊社のような零細企業は会社や工場の規模が小さく優秀な人材が集まりにくいのが実情です。しかし、どこか客先に認めてもらわなければ仕事を出してはもらえません。安さでは海外にはかないません。では、何で認められたいのか?やはり技術力しかないと思います。

先ほどの先代社長の言葉ですが、私が社長になってから少し違和感を感じています。それは本当に二流・三流の人だけでは一流の集団には認めてもらえるとは思えないからです。

だから先の先代社長の言葉を今の私なりに言い換えれば
「弊社は超一流な部分を持つ二流・三流の部分もある人材で、超一流のものを作る。それが弊社の生き残る方法」
といったところでしょうか。

だから、これから採用する人材は入社時は二流・三流なところばかりでいいんです。私や先代もどう考えても一流じゃないですから(笑)。入社してから超一流な部分を作って大企業が欲しいと思う技術を開発していくような仕事をしてほしい。「そんなことできるんだったらあんなものやこんなものも作りたい。いや、あれもやりたいな。あの件も実現できるな。さあ、どれからやろうか。時間が足りないぞ!」という調子で、お客さんをうれしい悩みに落とし込んでいくような仕事を一緒に面白がってやってくれる人がいいなと思っています。

会社概要
会社名 株式会社アロン
http://www.alon.co.jp/
創業 昭和44年
代表取締役 中塚亮平
所在地 〒386-0005 長野県上田市古里1995-1
資本金 4,940万円
従業員数 17名
事業内容
  • プラスチック金型製造
  • プラスチック製品の製造および組立て

求人概要【新卒】
長野県上田市のプラスチック部品成形を手がける会社。アロンの未来を一緒に作っていく仲間を募集します。
採用人数 1〜2名程度
募集職種 ワクワクもつくる技術職及び営業職・事務職
対象 4年制大学・大学院卒業予定の方、第二新卒者
勤務地 上田市
雇用形態 正社員
勤務開始時期 応相談
給与形態 月給 190,000円~
福利厚生 社会保険、雇用保険完備
休日・休暇 社内カレンダーによる
交通費 支給(上限有)
応募方法

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