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ヤマオカが行く!突撃取材!~そこまでやるんですか!?老舗新聞販売店編~

|文・写真・取材:地元カンパニー / 長野県出身

こんにちは!営業兼番記者のヤマオカです!
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早速ですが、番記者ヤマオカの突撃取材シリーズ(矛盾してる?)第二弾です。

今回は明治35年創業の老舗新聞販売店の有限会社東郷堂です!
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眼だけ看板を向いているようにしたかったのですが、口まで動いて、額にしわがよりました。セルフィーって難しいですね。

ちょっと前置きですが新聞販売店と聞いてみなさんはどんなことをイメージしますか?
早朝、自転車、高校生、奨学金などなどでしょう。

私は上京してアパート暮らしを始めた頃、某大手新聞のセールスマンがピンポーンって家に来て、「一か月でいいから、洗剤あげるから、野球のチケットあげるから」って猛烈に押し売りされ何度断っても全然帰ってくれなかったことや、帰省や旅行で家を長期間空け、帰ってくると郵便受けにどっさり新聞が溜まっていることがしばしばあったり(止めなかった私が悪いのですが)、滞納もしていないのに早朝ドアをガンガン叩かれて集金に来られたり。

ぶっちゃけ、新聞屋さんにはあまりいいイメージがありません。

よし、今日は学生時代の山岡青年の借りを返すべく徹底追及してやるぞ!!(ビクビク)

ご紹介が遅くなりましたが、本日私の取材を受けて頂くのは

有限会社東郷堂常務取締役 鈴木永さま(愛称はジョーム)です。

4180 こちらがジョーム。体も大きく一見恐いんですが、笑顔が素敵です。

番記者「早速ですがジョーム、大手新聞でも大きく販売部数が減少している昨今ですが、しし、し新聞販売に、みみミライはあるのでしょうか?(震え声)」

ジョーム「いやー、別に新聞じゃなくてもいいんだよ!」

番記者「(え!?新聞じゃなくていいの!?新聞屋さんなのに!?えええー?)」

ジョーム「毎朝欠かさず同じ人が同じ家に配達にいく。毎日毎日継続して生活の状態を観察していく、だから変化が見える。例えば、新聞が二日分三日分と溜まっていたら、気がついて連絡をすることができる。それが私たちの仕事です。」

番記者「新聞が溜まっていたらどうするんですか?」

ジョーム「ちょっと前の事例を話します。ある一人住まいの高齢者のお宅です。うちの配達員に今度の週末は北海道の娘のところに会いに行こうかと思っている。その間止めようかなと相談を持ちかけられました。しかし結局行かないことにしたので、通常通り配達してくださいとのことでした。しかしその週末新聞は一日分二日分と溜まっていったのです。
電話をしても呼び鈴を鳴らしても返事はありません。そこで私たちには緊急連絡先を登録しているのでその連絡先である娘さんに電話をしました。すると『こちらに来ていますよ。ご安心ください。代わりますね。ごめんなさいやっぱり行くことになったのよ』とこうなりました。私たちも安心しましたが、お客様にとっても誰かに見守られている安心感、二日三日で連絡をくれる安心感は娘さんにとっても何物にも代えがたい価値だと思います。」

番記者「それは嬉しいですね。もう、新聞やめられないですね。その後配達員さんとその方の関係は今まで以上に良くなる様子が目に浮かびます。

ジョーム「そうですね。うちの配達員や所長にとっても、誰かの役に立つ仕事が出来ている感覚、誰かに必要とされていることを毎日体で感じながら仕事が出来るということは、やりがい、励みになっているようです。」

番記者「いやー、私が大学時代押し売りされた新聞屋さんとは全然違いますねー。もしかして、新規の営業は一切やってないですか!?」

ジョーム「いや、やるよ!!!」

番記者「(え?やるの?やらない流れだったのに)」

ジョーム「ただ期限もノルマも一切ありません。20回でも30回でも何回行ってもいい。所長だってその町に住んでいるんですから。嫌われるようなことはしません。」

番記者「地域での人間関係の構築がそのまま営業になったりもするわけですね。しかしジョーム、人口が減少し新聞の発行部数も減少する中で、今後どのような事業を計画されてますか?」

ジョーム「簡単に言うと、コミュニティに密着、高齢者を見守るということをサービスにしていきます。自治会、行政、商店とも相互に連携し高齢者にとっても住みやすい街をつくっていくこうと考えています。」

番記者「具体的には?」

ジョーム「将来的には、高齢者のお宅で『ちょっとお米が切れそう、重くて買いに行くのは大変だ、東郷堂さんなんとかなりません』を何とかなるようにしていきます。私たちには配達だけでなく決済の機能もあります。配達のできる商店にお米の配送を依頼し、決済だけは代行して新聞と合算して行う。またある時にはあるお宅で119番通報救急車が呼ばれたとします。この段階で瞬時にその方の掛り付け医、持病、服用しているお薬が分かるようにしていきます。前述の通り、その方のご家族など緊急連絡先ももちろんです。」

番記者「もはや、全然新聞屋さんではないですね。警備会社でもないですし、誰もが安心して暮らせるための命綱ですね。」

ジョーム「毎日欠かさず、見守り続けているからこそ出来ることなのです。利益はあとでいいんです。住みやすい街になれば、自然と人口は増え、新聞購読者も増えるでしょう。この事業をこれから3 ~5年のうちに確立、成功させれば上田だけでなく、全国的にも広がっていくことでしょう。」

番記者「しかし、この事業、始めるきっかけはなんだったんですか?」

ジョーム「社員の若返りです。ここ数年で急激に若い人が増えました。そうなった時に、これから30年以上働いていく社員もいるわけです。新聞だけではジリ貧です。社員を養っていくためにも新たな事業を若い社員とともにつくっていかなければいけないと思います。」

番記者「そうだったんですね。東郷堂の社員の方はプライベートも充実している方が多いように感じております。」

ジョーム「そうですね。家を建てる、スノーボードで全日本大会に出る。仲間と酒を飲む。人それぞれですが、夢や、楽しみを持ちながら生きている社員が確かに多いかもしれませんね。それは仕事が充実していて地域の方からも必要とされているからかもしれません。」

番記者「ジョーム、ありがとうございました。」

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