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ヤマオカが行く!突撃取材!〜大農業県信州で売上高No.1青果卸のあの会社!編〜

|文・写真・取材:児玉 光史 / 上田市(旧武石村)出身

はじめまして、長野県内(特に中南信)企業の番記者兼営業の山岡正樹です。
松本県ヶ丘高校卒業後、東京海洋大学を経て前職は食品メーカーで営業していました。
ですので、釣りと水産物流通が得意です。魚魚魚(ぎょぎょぎょ)!!!

長野県内の企業に張り付き取材をし、良いものは良い、悪いものは悪いと正義のヒーローになったつもりで、ビシバシ斬って斬って斬りまくっていきたいと思います。お楽しみに!

早速ですが、本日はレンゴーのレポートをお伝えします。

こちらが長野県連合青果株式会社取締役で経営開発室室長の堀陽介さん(愛称はシツチョー)です。

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髪型と眼鏡がイケてます!
今から取材していいですか?にも快諾して頂きました。ありがとうございます。

番記者山岡(以下番記者)「早速ですが、シツチョー、どうして市場は必要なんですか?ないとどうなりますか?産地直送じゃダメなんですか?」

室長堀陽介さん(以下シツチョー)「そうですね、山岡さんが、スーパーで一個100円のトマトを買ったとします。そのトマトはスーパーの売り場で形、大きさ、だいたい同じですよね?」
トマト
番記者「確かにそうですね。ほぼ同じですね。一番大きいトマトを狙ってますけど」

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シツチョー「(苦笑)そうですか。でも農家さんの畑ではそうではないんですよ。小さいもの、大きなもの。どうしてもアソートが出ます。
農家さんが自分の手でスーパー、レストランに売りに行ったらそれら全てを買ってくれることはまずないですよね?何故ならスーパー、レストランの要望はその先の消費者が求めているものです。ですからスーパーは消費者へ伝えたい規格、レストランは届けたい料理によってトマトの用途が異なります。そうすると農家さんが所得を得るためには、Mサイズのトマトが売れたとしても、今度はSサイズとLサイズを売りに歩かなければいけません。Sサイズを買います!全部ください!場所は北海道です、持ってきてください!と言われたら、畑をほったらかしてトマト持っていきますかね?
そんな時に、私たちは今年のトマト、SからLまで全部買います。だから美味しいトマトづくりに専念してくださいと言われたらどうですか?それでも市場は必要ないですか?
市場の機能は、生産者の農業経済活動の支援なんです。
それは私たちの売り先であるスーパーさんレストランさん側の方向から仕入れという立場で見ても同じことが言えます。」

番記者「うむむ。市場って素晴らしい。」

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シツチョー「(苦笑)仕入れにしても、現在日本では大きく分類しても約250品目の国産野菜果物が流通しています。全てを直接仕入れるのは困難ですよね。
そう、ですから市場の機能、流通網は食の社会インフラの一つであると考えています。非常に社会貢献性の高い仕事だと考えています。」

番記者「郵便局みたいですね!ちょっと前に私も就職活動をしていたんですが、履歴書を送る時に80円の切手を張っただけで、大阪でも長野でも東京でも次の日は人事の方の手元にあるってこれは凄いシステムだなって感じたのを今思い出しました。」

シツチョー「(苦笑)」

番記者「今からいいこと言うんで、そんな呆れないでください!ですからつまり、昨日高知県で採れたトマトが、今日長野県で買えることって当たり前になってますけど、これも同じぐらい凄いことですよね!形揃ってますし。」

シツチョー「ありがとうございます。(苦笑)。」

番記者「でも、その生産者の思いやこだわりは間に入る人が増えれば増えるほど、伝わりにくくなりませんか?」

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シツチョー「確かにその通りですね。それはこれからのレンゴーの課題だと考えています。私たちが川上(生産地)と川下(小売や外食)の間に入ることでその価値を高めていくこと。簡単に言うと、100円で流通しているトマトを110円で売れるようにしていくことです。高く売ることは簡単なことではありません。私たちは『企画提案』と呼んでいますがバイヤーに対してこういう売り方をしたらどうですかという提案をしていくこと。例えば、糖度9度以上と書かれているトマト売場とその案内が書かれていないトマト売場、どちらが高く売れますか?」


番記者「むむむ。前者です。」

シツチョー「そういう提案をしていると、バイヤーからレンゴーに依頼が来るのではなく、○○さんお願いしますと指名で依頼が来るようになります。そうやって信頼してもらうには勉強、努力を継続していかなければいけませんが、誰かに必要とされることは嬉しいことですし楽しいし、やりがいがあると思いますよ。」

番記者「シツチョー、生産者へは『企画提案』しなくていいんですか?」

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シツチョー「いい質問ですね。どこで何が売れているか、何にニーズがあるのかなどの情報が集積しているのも市場です。生産者はそれらの情報をキャッチするのは難しいと思います。ひとつ具体例をあげますと、私たちは生産者さんと共同で国産トレビスを開発しました。サラダに入っている紫色のレタスのような葉野菜です。シーザーサラダを100%国産にしたいという要望から開発が始まりました。既に生産されていますが、一部の地域、期間のみの生産ですので、年間を通じて安定供給できるまで、私たちの企画提案は終わりません。
ですから生産者に対しても、これ作ったら売れる、一緒に開発しましょうという提案も時には必要です。」

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シツチョーありがとうございました。

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