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コロナ技建株式会社

|文・写真・取材:地元カンパニー / 長野県出身

DSC_0101 (3) 上田市に本社を置くコロナ技建株式会社は3つの会社で構成されています。独自の技術を活かし、住宅事業、法人向け建設業、建材事業 この3つが連携して「コロナグループ」となっています。以前から中古住宅や空き家のリノベーションやリフォーム事業も手掛け、不動産コンサルティングも行う、幅広い事業を展開しているコロナグループについて、Uターンされる前はIT業界にいらっしゃったという松澤社長にお話をお伺いしました。

DSC_0012代表取締役 松澤克人さん
~コロナ技建が取り組む事業について、また、街づくりや遊休不動産との関わりについてお教えください~


― グループ3社、連携して「人に喜ばれる仕事」を。 ―
コロナ技建は来年3月3日に創業45年を迎えます。
社是は『人に喜ばれる仕事をしよう』です。お客さんに喜んで頂くのは当たり前のことですが、私共から仕事を依頼した先の職人さんや業者さんも、そして社員もグループに関わるみんなが、このお客様のこの仕事をして、自分の納得する仕事ができて良かったと思えるような、みんながいい仕事をしようという想いで掲げています。

会社はコロナ技建株式会社を主管として関連会社3社で構成されコロナグループとなっています。
コロナ住宅㈱・・・建売住宅や分譲地や中古住宅などの不動産販売を行っています。「コロナ住宅」というブランドで東北信地域を中心に販売しております。57、8個程の住宅関係の特許に基づいて、独自の工法で家を建てています。最近では地中熱をうまく利用できないかと研究に取り組んでいます。 この地域で新築は累計3,630棟程ほど建てさせて頂いたでしょうか。その他中古住宅のリフォーム、リノベーション、不動産の売買も行っています。

コロナ技建㈱・・・一級建築士事務所を併設し注文住宅の設計・施工や法人向けの工場や倉庫建築、駐車場整備などの土木工事する会社です。大手家電量販店等の商業店舗、金融機関、大手企業の建物や工場、学校等、寺社仏閣等の建築も手掛けています。

日工開発㈱・・・建材の開発・製造・販売・施工を行う会社です。特に伸びているのは重量鉄骨建物の基礎に使用するアンカーボルト固定装置の販売・施工です。弊社が開発・特許取得し、大手の建材メーカーにOEM(相手先のブランド名)で販売頂いております。長野県・山梨県・群馬県の一部は当社が、そのメーカーの特約代理店となって販売し、現地に設置するまで行っています。この辺りですと新しい長野駅を出ると、大きな柱が建っていますよね、そこにもこの装置が使われています。

グループ全体で現在35名の社員がいます。3社に分かれてはいますが社内ではその垣根は無く、ワンフロアでみんなで仕事をしています。土地や住宅の売買はコロナ住宅、建築をつくるのはコロナ技建。土地と上物、家であっても大型建築であっても 常に連携してやっています。そして実際の現場で困っていることがわかる、そのニーズ、シーズが日工開発のテーマになります。ですので建設業界としては特殊な形式の会社で、連合体という形で成り立っている会社、全部合わせて初めてコロナグループとなります。

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― 空き家や空き工場との関わり ―
最近メディアが取り上げる空き家というと、どうしても築100年以上とか街中の昭和30年代中盤の建物というイメージが強いですが、高度経済成長期にぐっと需要が高まった昭和40年代の建物が一番世の中に余っているんじゃないでしょうか。それが今壊すか、どうするという話になっていますよね。その中でいいものがあれば、当社は新しい住まい手を探して住んで頂けるように、当然リフォームしたりリノベーションしたり、そのまま買って頂いてお客様の好きなようにして頂いたりということも事業の一つとして昔からやっています。格好良くいえば、建物にもう一度命を吹き込む仕事をしているわけですね。

私達が見て、この場所だったら住んでも良いなという場所が空き家であれば、当然それを仕入れて新しい命を吹き込んでリノベ―ション・リフォームして販売する中古住宅の事業がひとつ。私達は不動産の免許も持っていますのでこのロケーションだったら新しい家を建てたらいいとか、土地を販売して、新しい住まい手を募り、新築住宅の販売を行います。大型建築であればこういう商業店舗が来れば新たな雇用が生まれるかもしれない、この街にこういう会社がくれば雇用が増えるかもしれないという考え方で、常に空き土地というものに対して何か呼ぶことができないか、分譲することができないかと考えています。それが結果的に街づくりに繋がればと考えています。

先日、空き工場も新しい買い手さんに購入頂きました。古い工場であっても、現状と別の業種であれば使える可能性があります。もともと製造業だった建物が、運送業の倉庫だったら使えるんじゃないかという発想でそういう方に紹介したりもできますよね。空き工場、店舗の活用は今後増えてくると思います。新築の予算は無いけど、中古の予算ならば購入できるという方がいるからこそ必要性があるというか必然でしょうね。このロケーションでこの坪数で、この金額で・・という要望があれば当然いい物件が出れば紹介しますからね。

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― グループ全体で今後 取り組んでいきたいこと ―

大きく分けて2つあります。

ひとつは、住宅の仕事は少子高齢化で、住宅新築はこれから減っていくと思います。逆にこれからは相続の問題が多くあると思います。私達の両親の世代がこれから老いてもしかしたらそういう場面に出くわすことがあるかと思います。そういう時に相談に乗ってくれる、受け皿になる会社が必要になってくると思います。その時に不動産コンサルティングができる会社、不動産を仕入れて新しい命を吹き込んで売ることができる会社、命を吹き込む技術や工事力がある会社が必要になると思います。ですのでそこを強化していきたいと思っています。今後はもう少し今ある専任の部門を表に出して、例えば店舗を構えたり、そういう部門を大々的に宣伝するなどしていきたいと考えています。
不動産コンサルティングというのはここ数年で著名になってきた制度です。相続で色々もめることがありますよね、そういう法律に絡むことを解決するに、どの場面でどの専門家とどういう話をすればよいか、お客様にはどういう解決方法があるかを提案できるコンサルティング能力が無いとできないんですね。

もうひとつは、現在メディアに取り上げられていますが、杭の問題で我々の建設業界全体が今、大きな不信感の嵐の中にいます。建設業 = だめだよね、という雰囲気の中にいる。でもよくよくこの業界を見て深堀をしていくと決してそんなことはない。そんな中で、どうやって信頼性をもってもらうか、そこに少しでも関わるような商材を自社で開発したり販売して、ちゃんとやっている人もいるんだと大志を抱いて世の中に広めていくことが必要だと思っています。それが結果的に業界全体のリライアビリティを向上させるのではないでしょうか。

コロナ技建で働く若手社会人
DSC_0056 (2) 技術部 技術課  町田 匠さん(入社2年目) 佐久市望月出身 
昨年10月に関東よりUターン転職しました。現在26歳です。前職は全国展開している建売メーカーで、1年目が現場監督、2年目からは検査員をやっていました。配筋、金物、断熱と竣工を最後にチェックする役です。転勤が多く埼玉、千葉、茨城と転々としていました。昨年結婚したのですが、先10年のことを考えるとこのまま続けていくのは難しいと考えて見切りを付けてUターンしてきたという感じです。嫁の実家が上田市で、この会社は嫁のお母さんの紹介で受けました。戻ってきてすぐに子供が生まれて今5か月目に入ります。あっという間ですね。

前社が建売メーカーで、検査員といっても、ほとんどマニュアル化されて毎日同じような仕事をしていましたが、この会社は注文住宅がメインで改修工事も多いので、前の会社で出来なかったことが色々出来ます。自分の経験にもなると思い入社を決めました。今は現場監督として、住宅の新築・改修に携わり、お客さんと直接やりとりもします。工場などの大型物件の現場経験はありませんが、それぞれ全然違う現場なのでやりがいがありますね。

この仕事の魅力は、作る過程もありますが、出来た後に建物が残って自慢ができることですね、あとはお客さんからありがとうと言って頂けることがやりがいです。今後は資格も取りたいと思っていますし、新築の住宅もこれから一人で段取りできるようになりたいと思っています。


—松澤社長からみて、町田さんはどんな方ですか?

冷静ですよ。その反面マイペースですね。私達の業界は他業種の人が多く関わりますので、その中でこういう温厚な人だからこそ、この監督さんが言うなら、「よし、まとまろうか!」って職人さんが思ってくれるようなそんな魅力があるかもしれないですね。
体も大きいし、色々受け止めてくれるように見える、そこが彼のいい所です。今は自分で思った通りに進まない事もあり、自分が自分でもどかしいと思っている時期だと思いますが、これから経験を積んでぐーんと伸びる日が来ると思います。

この間、町田君は昭和43年の家のリノベーションの現場監督をやりました。リノベーションは設計書通りにいかないのでその場での判断が必要になります。この物件も、私が元家主さんから依頼を受け、新しい家主を見つけて売ってくれたのは営業マン、改修工事の注文を頂いたのも営業マン。改修工事の図面を書いたのは設計マン、監督は町田くん。という感じで連携してやっています。


当社に求める人材としては、親御さんが頑張って働いた姿をよく見てきた方がいいですね。親の苦労を知っているとか、仕事ってこういうものなんだというのを見ているので、多少のことがあっても頑張れるんじゃないでしょうか。現在20代の社員は6名程いますが、70代のベテランの方もいます。年を取っていても、その年代の人でないとできない仕事もあるし、その年代の方が話さないと理解して頂けないこともある。若けりゃいいってものじゃなく、この業界はその年代に合わせて役割・仕事があるということです。

DSC_0083 (2) 建築業界の中で特殊とも言える、幅広い事業を行うコロナ技建株式会社
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