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母校で先輩経営者と語る座談会 〜長野県飯田高校①

|文・写真・取材:地元カンパニー / 長野県出身

母校で先輩経営者と語る座談会 〜飯田高校篇

開催日:2014 年11月29 日(土) 10:00~12:00
会場:長野県野飯田高校
参加者:多摩川精機株式会社代表取締役社長 関重夫様
大学生  高校生 社会人 ※すべて飯田高校卒業生・在学生
主催:信濃毎日新聞社・一般財団法人浅間リサーチエクステンションセンター・一般社団法人信州若者1000 人会議
※母校で先輩経営者と語る座談会は、全国中小企業団体中央会補助事業「平成26年度地域中小企業の人材確保・定着支援事業」の補助を受けて開催しています。

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関重夫

1951年8月9日生まれ。「多摩川精機株式会社」代表取締役社長。飯田高校卒業。千葉大学工学部写真工学科卒業後、地元・飯田市の多摩川精機株式会社に入社。当時新規事業としてはじまったセンサー技術分野の開発に従事。製造、開発などを担当した後、製造部長、技術部総括部長を歴任し、2014年、同社の社長に就任。事業のグローバル展開・技術力の向上などに注力している。

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熊谷竣吾

所属/飯田高校3年 役職/生徒会議長

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菱田宗志

所属/飯田高校3年 役職/天文班班長

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木下遼太郎

所属/立教大学 2年

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今井友香

所属/名古屋外国語大学 3年

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下平貴大

所属/県内金融機関 出身大学/立教大学

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丸山将明

所属/県内金融機関 出身大学/神奈川大学

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大澤奈那子

所属/保健師

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飯田から、火星へ。海底へ。
この地でずっと事業を続けていくためにできることを。

下平では私から、自己紹介をさせていただきます。下平貴大と申します。県内金融機関で働いています。高校時代は弓道班でした。よろしくお願いします。

熊谷熊谷竣吾です。飯田高校3年で生徒会議長をしています。班活はバドミントン班に所属していました。

木下木下遼太郎です。立教大学2年です。高校時代は弓道班でした。

菱田飯田高校3年の菱田宗志です。天文学班の班長をしていました。

丸山丸山将明です。下平さんと同期で、高校時代は弓道班に所属していました。現在は県内金融機関で働いています。

今井今井友香です。高校時代は吹奏楽班でした。現在は名古屋で、フランス語の勉強をしています。

大澤大澤奈那子です。高校時代の班活は水泳班でした。今は中信地区の生坂村で保健師として働いています。よろしくお願いします。

関です。高校時代は哲学班という、やたら難しいことを議論する所に所属していました。今は多摩川精機の社長をしています。せっかくなので、まずは私の高校時代から多摩川精機に入るまでのお話をしますね。
私は今から45年くらいまえに飯田高校を卒業しました。でも実は、あまり良い生徒ではなかったんですよ。特に3年生の頃は登校拒否で、あまり学校に来なかったんですね。当時は受験戦争で、とにかく遮二無二勉強していました。でもある日「何で勉強しなきゃいけないのか?」と思って、学校が嫌になってしまったんです。私は電車通学をしていたんですが、電車を降りて右に曲がればここに来る、左に曲がると飯田に行く、という所でふらっと左に曲がっちゃうんだよね。

一同笑い

結局、母から「浪人するなら大学に行かせない」と言われ改心しました。
大学受験は1校だけ受け、千葉大学の写真工学科へ入学しました。特に行きたい学科だったわけではなく、「写真工学科」って変わったところだな、面白そうだな、と思って入りました。
また大学入学と同時期に、母が体調を崩してしまったことがありました。それをきっかけに、卒業したら田舎に帰ろう。と決めました。
大学を卒業して、多摩川精機に入社しました。理由は単純で、故郷で仕事ができるし親の面倒が見れるし、ちょうどいいなと思ったから。当時はまさか社長になるとは思っていませんでしたよ。人生って不思議ですね。
入社当時、多摩川精機の新規事業としてセンサーの開発がはじまりました。写真工学科の卒業ということもあり、売り上げ0の状態から自分がやりたいように関わらせてもらいました。そういう巡り合わせも不思議だと思います。何事も、大きな視野を持って見たり、考えた方が良いですね。
そして2014年から社長の職に就きました。多摩川精機では今、宇宙から空、地上、地下、海底まで全ての領域に関する製品を製造しています。我々のつくった製品は、火星から6500mの海底にまで行っているのです。
例えば、角度を測るセンサー。2年前にNASAが打ち上げた火星探査機や気象衛星「ひまわり」、宇宙ステーションで仕事をしていた「きぼう」にも、多摩川精機の製品が使われています。宇宙空間では角度が測れないと今どこにいるのかも分からないですから、角度センサーがとても重要な役割を担うのです。他にも航空機のボーイングやエアバス、ハイブリット自動車やスカイツリーのエレベーター、海底探査機などにも多摩川精機の製品は使われています。明日発射されるハヤブサ2にも、多摩川精機の製品が使われていますよ。いよいよ火星を越えるぞ!と思っていたんですが、なんと、今度行く惑星は地球と火星の間にあるんですよね(笑)。
ですから、世の中の流れと、自分たちの仕事の繫がりを身近に感じられるのが、多摩川精機の仕事だと思います。
さらに私は、飯田の地でずっと仕事を続けるために何をするべきか考えなければいけないと思っています。そこで重要になるのが、労働集約型の仕事なのか、知識集約型の仕事なのかということ。工場などの労働集約型の仕事は賃金の安い所に出て行ってしまいますが、開発などの知識集約型の仕事は簡単にはできないし、飯田の中でもできますよね。そのような仕事を続けていくことがとても大切だと思っています。


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