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【松本市】東大病院から信大病院へ。看護師としての学びを長野県へ還元したい。

|文・写真・取材:地元カンパニー / 長野県出身

OLYMPUS DIGITAL CAMERA佐久市出身
信州大学医学部附属病院 看護師
加藤洋美さん


Uターンの経緯を教えてください。

加藤さん私がUターンしたのは2015年の4月。7年間勤務した東京大学医学部附属病院から、学生時代を過ごした長野県にある信州大学医学部付属病院へ移りました。もともと長野県が大好きで、看護師・保健師の資格を取得後に東京の病院へ就職した理由も「最新の様々な知識や技術を学ぶことのできる教育環境の整っている場所で経験を積み、いずれ長野県の地域医療に貢献したい」と思ったから。

糖尿病内分泌代謝内科・腎臓内科・消化器内科が中心の混合内科病棟、胃食道外科・放射線科の外科病棟、主に消化器系疾患の治療や検査をする部門などを経験し、病棟勤務をしながら糖尿病透析予防外来も担当していました。糖尿病療養指導士やNST専門療法士の資格も取得し、他職種と連携しながら院内で様々な活動をしていました。特に糖尿病、腎臓病、がんなど慢性疾患の患者さんと関わる中で、入退院を繰り返している方もおり、どのように病気と付き合いながら生活を送っていくか患者さんの人生を共に考える機会が多かったです。長野県に戻り、健康長寿日本一の長野県で健康長寿の取り組みを推進する力、病気になってもその人らしく住み慣れた地域で幸せに暮らすことができるように支える力になれたらという思いが強くなっていきましたね。

看護師人生には病院で働く以外にも様々な選択肢があります。東京では職場環境や友人に恵まれ、自分の努力次第でチャレンジできる機会が多かったり道が開ける場所でもあり、実際地元に戻るタイミングはとても悩みました。やはり30歳はターニングポイントでもあり、ちょうど2025年を目途に各地域の特性に合わせて地域包括ケアの構築を推進する方向となり2014年は制度変更の動きもあり、30代は地元の医療に関わる働き方をしていこうという気持ちになりました。また、祖父が入退院を繰り返す機会が増え、昨年の冬に他界しました。お見舞いやお葬式など多くの人が集まって下さり地域のつながりを改めて実感し、生まれ育った場所、家族はもちろんのこと昔から自分や家族の支えとなって下さっていた方達、様々な立場で長野県の力となっている地域の人達への感謝の思いがさらに強くなりました。私は長野県で医療者として、また地域住民の一人の立場としても貢献しながら生きていきたいという気持ちになったこともきっかけの一つです。

今は糖尿病内分泌代謝内科・乳腺内分泌外科・循環器・婦人科の病棟に勤務し、院内で糖尿病サポートチームや栄養サポートチームのメンバーとしても活動させていただいています。医療や介護の問題は病院内だけで解決できるものではなく、地域をみるという幅広い視点を持つことも大切だと思っています。院内にとどまらず、積極的に地域にも出て出会いやつながりを大切にしながら様々な活動をしていきたいと思っています。

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プライベートはどんなことをしていますか?

加藤さんとにかく楽しく過ごしています!四季がはっきりしている信州では、それぞれの季節で違った楽しみ方ができるのがいいですよね。夏には友人と軽井沢のブレストンコートというホテルのラウンジで涼みながらアフタヌーンティーを楽しみました。秋には、紅葉や温泉巡りをして癒されています。

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私は料理が大好きなので、地元産の食材でレシピを考え、料理、パン、お菓子をよく作ります。実家から届いた旬の野菜やお米、スーパーの地産コーナーや直売所で購入した食材は新鮮で本当に美味しいです。「からだは食べたものからできている」ので、長野県産の食材を活用して、食育・健康づくり×料理教室(パン、お菓子も)など開催できたらいいな、なんて思ったりもしています。メディカルハーブコーディネータやアロマセラピーアドバイザーでもあるので、スパイスやハーブなども活用できたらと考えています。
高原へのドライブ(助手席専門です 笑)、ゴルフ、美術館、カフェ、ハーブガーデンに行ったり、フルートなども好きですね。今日の取材場所である「プロヴァンスの日曜日」はUターンしてきた際に、大学時代の先生が「おかえりなさい会」をして下さった場所で、市内で一番のお気に入りのレストランなんです!お店の方は親切で距離が近いのも魅力的ですね。

東京で暮らしていた頃と変わったことはありますか?

加藤さん長野県は癒しの宝庫で、自然と癒しを感じる機会が多くオン・オフのバランスがちょうど良いと感じています。通勤でさえも癒されています(笑)。通勤は自転車か歩きなのですが、朝は季節の花や山のある景色の移り変わりを感じながら、帰りはきれいに輝く星空を眺め、仕事中患者さんと山や夕日などの景色を一緒に見て癒されることもあります。
Uターンして改めて情報誌を片手に様々な場所へ出掛けているのですが長野の新しい魅力に触れる機会が増えました。大町市にあるラカスタ、池田町にあるハーブガーデン、安曇野市のハーブスクエアなどは新しく見つけたお気に入りの場所です!ガーデンに癒され、アロマやハーブなどの商品も手に入ります。また、東京にいる頃はできなかった家庭菜園で野菜やハーブを育てはじめました。アロマやハーブなど好きなものを取り入れた豊かな暮らしはやはり幸せを感じますね。
また、頻繁に東京へ出向いています。勉強会に参加したり、友人と会ったり、仲間と立ち上げた一般社団法人「みんくるプロデュース」も拠点が東京なので、その活動のために東京へ行くことも多いですね。松本~新宿は片道約2時間半~3時間なので、東京との距離感もちょうど良いと感じています(ちなみに実家のある佐久市からは約1時間です)。

人生グラフについて教えてください!

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加藤さん

①高校時代
自然に囲まれて山や川などで遊びながら育ち、小さな頃から高校時代も長野県が大好きでした。

②大学時代
高校卒業後は県内の短大へ進学し看護師の資格取得、信州大学へ編入し保健師の資格を取得しました。勉強は楽しくて、長野県における病気の予防や健康維持増進についても学ぶことができたことで、長野県がさらに好きになると共に地域医療に貢献したいという気持ちは強くなりました。

③社会人時代
様々な知識や技術を学べる教育環境の整っている東京の大学病院へ就職。職場以外の人達とも積極的に関わる機会を持ち視野を広めることもできました。地元愛は変わらず、東京在住中も家族の誕生日やイベントの時を中心によく帰省していました。上京後、長野県に戻ってきた今、長野県の魅力を再発見・再認識し、今まで以上に長野県が大好きになり幸せを感じながら生活しています!

私は「一期一会」という言葉が好きです。私が今心身ともに元気で生活できているのも、多くの素晴らしい出会いやつながりがあるからだと感じており、これからも日々感謝の気持ちを忘れず大切にしていきたいと思っています。


ライターの感想
「今の信州愛指数は100を超えます!」と話してくれた加藤さん。Uターンの直前には信州と東京の好きなところをすべて紙に書き出し、信州の「好き」の多さを実感したという加藤さん。Uターンを迷っている方にはぜひ試してみてほしいですね!

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